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トラスティベル〜ショパンの夢〜

Xbox360 国内版 2007/06/14発売
プラチナコレクション 2009/01/08発売予定 定価¥3800  CERO:A

PS3版 トラスティベル〜ショパンの夢〜 ルプリーズ  
 2008/09/18発売 定価¥7329

1849年 病により余命幾ばくのない音楽家ショパンが最後にみた夢を描くファンタジーRPG
夢の中はおとぎ話のような美しい世界だが…

ゲーム内容はいわゆるファンタジックな和製RPG
ハイデフにより描かれた世界はとても美しく、今までハイデフ機でのゲームをしたことがない方は
グラフィックだけで満足してしまうぐらい。
最近のRPGらしく戦闘ではそれぞれのキャラが必殺技を使いつつ活き活き動いており
そのキャラたちもキャッチーでかわいらしく
グラフィック、キャラクター、音楽、システムだけを見る分には合格点で
美しい世界を魅力的なキャラと冒険をする…という基本的な部分は満喫できるだろう

ただ、肝心のお話が…というかテーマが希薄
お話は「ショパン」という現実に存在した人物と夢の中の完全なファンタジーの世界
 …現実と仮想の二つでストーリーを展開していくのか…
という期待はアッサリ壊され、ほぼ全編仮想で、いわゆる普通のファンタジーRPG

仮想世界だけのストーリーは問題ないのだが、現実部分のテーマである
“死を直面したショパンが思うこと”は中途半端に処理されている
ショパンと同様に死に逝く運命にあるヒロイン「ポルカ」の死に対する思いが
「ショパン」とシンクロするのか…と期待しつつも
ゲーム中では“そういえば「ポルカ」は死ぬ運命だったけ…”なんて忘れ去られてしまうほどだ

さらに、それぞれのキャラの会話にも違和感を感じる部分が多い
ある程度「説明的」なセリフはお約束で目をつぶるにしても
哲学的な言い回し、語彙を使う「ショパン」に対して、14歳の「ポルカ」や8歳の「ビート」までも
とても年相応とは言いがたい「ショパン」と同レベルな会話をしていたり
少なくとも「ショパン」のいる時代(1800年代)には使われない、存在しないであろう単語や考え方をしているのは
ストーリーにのめり込もうとするプレイヤーをあきらめさせてくれる。

そして物語の中でテーマ誘導が希薄であるにも関わらず、最後に押し付けるように
“生と死”を問いかけてくるのは
居酒屋で突然“人生とは…”と偉そうに語りかけてくる酔っぱらい同様“何様だ?”と
憤りを感じるかもしれない
しかも残念な事にその問いかけも薄っぺらく、中途半端な“思想家きどり”な雰囲気。
いろいろ良い部分がたくさんあるだけに非常に残念だ。

参考
ゲームプレイ時間:
 1日1〜2時間のプレイで10日〜20日程度、隠し要素などを満喫するには2週目をする必要がある
難易度:
 和製RPGなので誰でも問題なく遊べるはず、ただし思想に流されやすい人は要注意かも

商品紹介ページ
http://www.xbox.com/ja-JP/games/t/trustybell/


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