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2008年12月

Mirror's Edge

Xbox360 国内版 2008/12/11発売 定価¥7665
PS3版も発売中

あらゆる情報が監視されている街で安全確実に情報を享受するには手渡しで運ぶ事
プレイヤーは運び屋ランナーズの一員“フェイス”となり、事件に巻き込まれ逮捕された
妹の救出に向かう。

ゲーム内容はフリーランニングを題材にした3Dジャンプアクションだが
この手のゲームでは珍しい一人称視点というのが特徴

一人称視点だと「ジャンプの踏切位置がわかりにくい」といった従来のゲームにある欠点は比較的克服している
これは、主人公がゲームにありがちな“超人的”な身体能力ではなく、
(ある程度のウソはあるにしても)現実的に可能なレベルである事や
着地点に届かない場合はその端にぶら下がる等の救済措置があるからだ

逆に一人称視点ならではの迫力とスピード感、さらにそこからくる一体感と爽快感はかなりのものだし、
逃げている限り見えにくい“追っ手”の存在が緊張感を高めてくれる。


さて肝心のゲーム内容は主に
1)追っ手がいない場面で時間をかけてルートを探すパズル的なエリア
2)追っ手から逃げつつ、場合によっては倒しつつ、瞬時の判断でルートを探すエリア
の2種を交互に織り交ぜながら先に進む、たまに
3)敵のほとんどを倒さないと先に進めない(進みにくい)エリア
も存在する


ここで注意しなければならないのは「敵を倒す」ことは先に進む手段の一つではあるが絶対ではないということ
このゲームは体験版をダウンロード可能でチュートリアルとその後のプロローグ面をプレイできるのだが
チュートリアルで格闘の説明をしっかりやりすぎているせいか、走るのと同じぐらい格闘が重要だと錯覚してしまう
またその後のプロローグでも「警官を倒せ」という指示のある場面があるが、
倒すよりも交わした方が簡単に先に進める
メインは走ることで格闘はスパイス程度と考えておいていいだろう。


さて、ゲームの中心であるストーリーモードは初めてプレイする時は当然ルートを知らないため
ファーストプレイは“ルート探し”ゲームとなる…若干“爽快感”とは違うのだが、パズルゲーム的な楽しさがあるし
敵にやられたり、落下したりしてもチェックポイントが多く、素早くリトライできるため
比較的ストレスなく楽しめるだろう…時には同じ場面で数十回やり直す事も…
“ストーリー”といっても、ストーリー性は薄い…ゲーム画面がリアル指向でありながらイベントシーンはアニメ調な
ことを考えると、あえてストーリーにはこだわらないようにしているかもしれない。


そしてストーリーモードを一通り終えて、ハードモード、バッグ回収、スピードランなどいわゆる2週目以降は
ルートを探す探索 and パズル的な要素とは一転して、知っているルートを駆け抜ける、
まさに“フリーランニング”風なゲーム性に一転する

ただ、そのスピードランやタイムトライアルでの目標タイムをクリアするには
幾つかのショートカットを見つける必要がある
自身で探すのもイイがタイムトライアルではランキングからトッププレイヤーのゴーストを
参考に攻略ルートを探すことができるため、ファーストプレイでの“ルート探し”ほど時間はかからない
スピードランはタイムトライアルで使ったルートなどを参考に自身で探したり、
面倒ならば各種動画サイトで調べるのがいいだろう
設定されている目標タイムはミスなくプレイできればタイムトライアルの星1つは取る事が可能
ある程度のショートカットを使っていけば星2つ、およびスピードランもクリアできるだろう
星3つはさらなる細かいテクニックでタイムを削る必要がある

さて、一通りプレイして残念ながら気になった点もある
このゲームはチュートリアル〜プロローグ〜チャプター1〜9となっているのだが
序盤のチャプター2が少々難しく、つまずく可能性が高い。その理由として
 まだゲームになれていない
 面が少々長い
 落下によるやり直しが多い
 暗く足場がわかりにくい
など面構成の問題もあるが

チュートリアルでは教えてくれなかった“ウォールクライド”というテクニックが必要になるのも要因の一つ
“ウォールクライド”は壁に向かってまっすぐにジャンプすることで壁をよじ上ること、その途中で振り向きジャンプをする
いわゆる“三角飛び”が必要になる
チュートリアルでは発展系の技とも言える“ウォールランからの振り向きジャンプ”は教わるのだが、コレは教わらない
説明書を読むと“ウォールクライド”の説明がしっかり存在し、その写真の場面がちょうど初めて必要になる場面になっている
2面を無事クリアーできれば、その後の面はそれほど苦労なくクリアできるだろう。

このゲームのオンライン要素は各種タイムアタック系モードのランキングしかないが、
フレンドのランキングも表示されているため、プレイしているフレンドが多いほどモチベーションもあがるはず
…残念ながら筆者には自分以外に2名ほどしかしてないが…orz


参考
ゲームプレイ時間:
 ストーリーモードは1日1〜2時間のプレイで7日〜10日程度、やり込めば2日程度で終わるかも
 その後の各種タイムアタックなどはプレイヤーの腕次第。
難易度:
 難易度は高いがリトライ可能なのでそのうちクリアできる
 ただし“ルートはここしかない”と思い込むとツマルかも
 また3D酔いする方は注意が必要、体験版で確認しておこう
 それ以外に白基調の画面なので眼精疲労を起こしやすい人も注意
 特に全体的に暗いチャプター2の時に明るめに設定したあと
 その設定のまま極端に明るいチャプター3をプレイしないように

商品紹介ページ
http://www.xbox.com/ja-JP/games/m/mirrorsedge/


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トラスティベル〜ショパンの夢〜

Xbox360 国内版 2007/06/14発売
プラチナコレクション 2009/01/08発売予定 定価¥3800  CERO:A

PS3版 トラスティベル〜ショパンの夢〜 ルプリーズ  
 2008/09/18発売 定価¥7329

1849年 病により余命幾ばくのない音楽家ショパンが最後にみた夢を描くファンタジーRPG
夢の中はおとぎ話のような美しい世界だが…

ゲーム内容はいわゆるファンタジックな和製RPG
ハイデフにより描かれた世界はとても美しく、今までハイデフ機でのゲームをしたことがない方は
グラフィックだけで満足してしまうぐらい。
最近のRPGらしく戦闘ではそれぞれのキャラが必殺技を使いつつ活き活き動いており
そのキャラたちもキャッチーでかわいらしく
グラフィック、キャラクター、音楽、システムだけを見る分には合格点で
美しい世界を魅力的なキャラと冒険をする…という基本的な部分は満喫できるだろう

ただ、肝心のお話が…というかテーマが希薄
お話は「ショパン」という現実に存在した人物と夢の中の完全なファンタジーの世界
 …現実と仮想の二つでストーリーを展開していくのか…
という期待はアッサリ壊され、ほぼ全編仮想で、いわゆる普通のファンタジーRPG

仮想世界だけのストーリーは問題ないのだが、現実部分のテーマである
“死を直面したショパンが思うこと”は中途半端に処理されている
ショパンと同様に死に逝く運命にあるヒロイン「ポルカ」の死に対する思いが
「ショパン」とシンクロするのか…と期待しつつも
ゲーム中では“そういえば「ポルカ」は死ぬ運命だったけ…”なんて忘れ去られてしまうほどだ

さらに、それぞれのキャラの会話にも違和感を感じる部分が多い
ある程度「説明的」なセリフはお約束で目をつぶるにしても
哲学的な言い回し、語彙を使う「ショパン」に対して、14歳の「ポルカ」や8歳の「ビート」までも
とても年相応とは言いがたい「ショパン」と同レベルな会話をしていたり
少なくとも「ショパン」のいる時代(1800年代)には使われない、存在しないであろう単語や考え方をしているのは
ストーリーにのめり込もうとするプレイヤーをあきらめさせてくれる。

そして物語の中でテーマ誘導が希薄であるにも関わらず、最後に押し付けるように
“生と死”を問いかけてくるのは
居酒屋で突然“人生とは…”と偉そうに語りかけてくる酔っぱらい同様“何様だ?”と
憤りを感じるかもしれない
しかも残念な事にその問いかけも薄っぺらく、中途半端な“思想家きどり”な雰囲気。
いろいろ良い部分がたくさんあるだけに非常に残念だ。

参考
ゲームプレイ時間:
 1日1〜2時間のプレイで10日〜20日程度、隠し要素などを満喫するには2週目をする必要がある
難易度:
 和製RPGなので誰でも問題なく遊べるはず、ただし思想に流されやすい人は要注意かも

商品紹介ページ
http://www.xbox.com/ja-JP/games/t/trustybell/


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